大腸ポリープ切除

大腸ポリープは
大腸がんになる?

大腸ポリープは大腸がんになる?大腸ポリープは、主に腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープの2つのタイプに分類されます。腫瘍性ポリープはさらに、良性の腺腫とがんに分類されますが、そのほとんどは腺腫であるとされています。ただし、腺腫は時間の経過とともにがん化する可能性があるため、慎重な観察が求められます。
大腸ポリープは、直腸、S状結腸付近、盲腸付近に最もよく見られます。

大腸ポリープの症状

大腸ポリープの症状は、その位置によって異なります。小さなポリープは症状をほとんど伴わないことが多いですが、ポリープが大きくなるにつれて便と接触し、出血して血便を生じやすくなります。特に、肛門を通過する便は腸内で水分を吸収するため硬くなりやすく、この部位のポリープは小さく突出が少なくても血便を引き起こす可能性があります。一方、小腸を通過する便は柔らかく水分を多く含んでいるため、大きな突出のあるポリープでも血便を引き起こす可能性は低くなります。
大腸ポリープは放置するとがん化するおそれがあるため、発生部位に関わらず早期治療が重要とされます。血便などの気になる症状がある場合は、お早めに当院へご相談ください。

大腸ポリープの切除

大腸カメラ検査でポリープが発見された場合、検査中に日帰りにて切除を行います。そのため、ポリープ切除のための別途のご来院は不要です。また、切除後約1週間は、出血のリスクを抑えるため、運動や入浴など血流を促進させる活動は控えてください。なお、緊急の出血などがあった際、遠方にいると迅速な止血処置が困難になるため、旅行や出張も控えてください。また、切除後約1週間は、ある程度の食事制限が必要となります。
ポリープの大きさや数によっては、切除に入院が必要になる場合があります。その場合は、当院がご紹介する連携の高度医療機関にて行います。

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大腸ポリープ切除方法

ポリープは、内視鏡の先端から伸ばした金属製のループ(スネア)を使用して、病変部を捉えて締め付け、切除します。この手順は以下の3つの方法に分類されます。また、切除したポリープを病理検査に提出することで、確定診断が可能になります。

ポリペクトミー

最も伝統的なポリープ切除手術です。スネアでポリープを捉え、高周波電流を流してポリープを焼き切ります。電流の作用で出血は止まりますが、熱が深部にまで及ぶと、切除後に数日間は出血や、穿孔(腸に穴が開く)のリスクが残ります。そのため、状況に応じてクリップを使い、出血や穿孔を予防する処置を追加することもあります。

コールドポリペクトミー

高周波電流を使用せず、スネアの締め付ける力のみでポリープを切除する手術です。当院ではこの方法を一般的に行います。術後出血のリスクが低いことが、この治療法の最大の魅力です。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

平坦なポリープはスネアで捉えにくい特徴があります。内視鏡的粘膜切除術では、ポリープの下層に生理食塩水を注入し、ポリープを突出させ、周囲の粘膜と共にスネアで捉え、高周波電流で焼き切って切除します。

大腸ポリープを切除後の
食事制限は?

大腸ポリープを切除後の食事制限は?検査当日は、うどん、豆腐、白粥、ヨーグルト、ゼリー、プリンなど、消化に良い食事を心がけてください。検査の翌日から徐々に通常の食事を再開していただきますが、約1週間は刺激の強い食品は避けてください。
検査後に腹痛や出血がある場合は、直ちに当院までご連絡ください。

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大腸ポリープ切除後の
食事以外に注意すること

入浴

長時間の入浴やサウナは血圧を上昇させ、血流を促進させるため、ポリープ切除後の出血リスクを高める可能性があります。術後しばらくは入浴を控え、シャワーに留めましょう。

運動

運動急激な運動は血圧や腹圧を上昇させ、出血リスクを高める可能性があります。ポリープの大きさや手術方法によっては、切除後約1週間は急激な運動を避けた方が良いでしょう。

長期移動

ポリープ切除後は、出血の可能性があるため、しばらくは出張や旅行など長距離の移動は避けていただく必要があります。もし出血が起こった際、すぐに対応できない状況になると危険を伴うため、予定を立てる際にはこの点を十分ご考慮ください。ポリープの大きさや切除の方法によって差はありますが、目安として術後1週間程度は遠方への移動を控えていただくようお願いしています。

薬抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を服用されている場合、大腸カメラ検査中に出血するリスクがあります。そのため、検査前にこれらの薬の服用を一時的に休薬していただきます。その後は医師からの指示に従って、服用を再開してください。

飲酒

飲酒飲酒は血流を促進し、出血を招く可能性があります。1週間は飲酒を控えてください。

出血

ポリープ切除後、約1週間は便に血が混じっていないか確認してください。少量の出血は通常問題ありませんが、大量の出血がある場合は、直ちに大腸カメラ検査による止血が必要になる場合があります。ご心配な点がありましたら、お気軽に当院へご連絡ください。

大腸ポリープ切除は
保険でいくらもらえる?

ご加入の保険の種類や契約内容によって異なりますが、生命保険や医療保険に加入されている方は、申請すれば「手術給付金」を受給できる場合があります。申請の際には、保険会社に診断書を提出する必要があり、当院でも診断書の作成に対応しています。その際には診療費に加え、診断書の作成費用が別途発生します。また、書類の完成までには少しお時間をいただきますのでご了承ください。

実際に給付の対象になるかどうかは保険会社ごとに異なりますので、まずはご加入の保険会社へお問い合わせください。